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OZAK防錆タイプリニアベアリングMLシリーズには、外筒表面に最も耐食性に優れ最も均一性のある表面処理を施し、ステンレス
シリーズとして採用している従来のステンレス鋼SUS440CあるいはQD51鋼種よりはるかに耐食性があることが、下記の塩水噴
霧試験結果より証明することが出来ます。
近年増々、耐食性を要求される環境下において、MLシリーズは最も適しております。

 


*Mシリーズ :外筒にはOZAKのMシリーズの防錆処理を施し、ボールはSUS440Cを使用した、最も防錆効果の高い シリーズです。


*M2シリーズ:外筒にはOZAKのMシリーズの防錆処理を施し、ボールはSUJ2を使用した、より経済的な防錆シリーズです。
一般的環境下においてボールは油またはグリース潤滑されており、また、運転中のボールは転がり運動をしているので、ボールに錆が発生する確率は極めて低いと言えます。

OZAK Mシリーズは塩水噴霧試験法により、ステンレス鋼(SUS440C、QD51)よりはるかに耐食性があり防錆効果が高い事は既に証明されておりますが、耐酸性についてのお問い合わせが多く、その試験を行いました。試験結果を下記の通り報告いたします。
1.塩酸系に対する耐酸性
塩酸系に対する耐酸性については、塩水噴霧試験結果に準ずる。よって、OZAK Mシリーズはステンレス鋼に比べはるかに耐蝕性があり、そのデータ比較は塩水噴霧試験データによるレイティングナンバ比に準ずる。
2.硝酸系に対する耐酸性
試験方法:JIS H8616 4,5,3 硝酸バッ気法による。
試験条件:20pガラスデシケーター底部に試薬1級硝酸150ccを入れ、ふたをして30分間放置し硝酸ガスをデシケーター中に充満させる。
その中に脱脂(エタノール洗浄)した試料を中板上にいれ、ふたをして放置した状態で表面の変化を観察する。   温度27+1℃